バッハ カンタータ解説

バッハ カンタータ解説

 

目   次
BWV 1からBWV 224(現存・偽作含む)までの番号が振られた
BWV番号とは
主な有名カンタータの例
コラール・カンタータ
教会カンタータと世俗カンタータ
バッハの主な代表作
ソロ・カンタータ

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(J.S.バッハ)のカンタータは、
BWV 1からBWV 224(現存・偽作含む)までの番号が振られた、
合唱・独唱・管弦楽による声楽作品です。
教会礼拝用の「教会カンタータ」と祝賀・婚礼などの「世俗カンタータ」があり、
バッハの全生涯にわたる創作の中心を占める、約200曲もの重要な傑作群が含まれています。 [123]
BWV番号とは
    • 意味: 「Bach-Werke-Verzeichnis(バッハ作品目録)」の略号。
    • 分類: ジャンルごとに番号が整理されており、最初のほうに教会カンタータや受難曲などの声楽大作が配置されています。 [, 2]
主な有名カンタータの例
    • BWV 4: キリストは死の絆に囚われたり
    • BWV 106: 神の時こそいと良き時(古くからの名作)
    • BWV 140: 目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ
    • BWV 147: 心と口と行いと生活で(「主よ、人の望みの喜びよ」を含む)
    • BWV 208: 狩のカンタータ(「我が楽しみは、元気な狩のみ」) [1234]

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    コラール・カンタータとは、17世紀から18世紀のドイツで栄えた、特定の「コラール(ルター派の賛美歌)」のメロディーや歌詞を基にして全曲が構成される声楽曲・教会カンタータのことです。特にJ.S.バッハが1724年から1725年にかけて40曲もの傑作を作曲したことでよく知られています。 [1234]
    コラール・カンタータの特徴
      • 共通の基盤: 一つの賛美歌(コラール)の旋律と詩が、合唱やアリア、レチタティーヴォなど全曲の素材として使われます。 [12]
      • 構成: 通常、第1曲(冒頭合唱)に壮大なコラール楽章が置かれ、中間の独唱や二重唱を経て、最後(終曲)は会衆も馴染みのあるシンプルな4声体のコラールで締めくくられます。
      • 歴史的背景: 1724年はマルティン・ルターの賛美歌集出版から200年目にあたる「賛美歌制定の年」であり、これを記念してバッハはライプツィヒで集中的にコラール・カンタータを作曲しました。 [12]
    バッハの主な代表作
      • カンタータ第4番《キリストは死の絆につかせたまえり》(BWV 4)
      • カンタータ第140番《目覚めよ、と呼ぶ声あり》(BWV 140)
      • カンタータ第80番《我らの神は堅き砦》(BWV 80) [12]

       

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      Bach Collegium Japan 公演内容 世俗カンタータ

      J.S.バッハの世俗カンタータ(BWV 200番台を中心とする楽曲群)は、王侯貴族の祝賀、結婚、誕生日、大学の式典などのために作られた、宗教的ではない歌詞を持つ声楽曲です。全曲完整に残るものは20曲ほどで、劇的な内容や市民の日常を描いたユーモアある名曲が含まれています。 [12]

      主な世俗カンタータの代表曲
        • 狩りカンタータ BWV 208:『わが楽しみは、快い狩りのみ』。名曲「羊は安らかに草をはみ」が含まれる。
        • コーヒー・カンタータ BWV 211コーヒー好きの娘とやめさせたい父親を描いたユーモラスな劇風作品。
        • 農民カンタータ BWV 212:『そこの農夫たちのところでは』。地元の言葉や庶民的なメロディが使われた親しみやすい曲。
        • 結婚カンタータ BWV 210:『おお、やさしき日、待ち望みし時』。結婚式のために書かれた華やかな独唱曲。 [123]
      特徴と魅力
        • 機会音楽:特定の一回限りのイベントのために書かれたが、バッハはのちに曲を転用(パロディ技法)して『クリスマス・オラトリオ』などに流用した。 [1]
        • 多様なテーマ:神話劇、ギリシャ神話の英雄(ヘラクレス)の選択、市民の日常、政治的な賛歌など幅広い。
          国内ではバッハ・コレギウム・ジャパン(鈴木雅明指揮)などによる全集録音や演奏でも高く評価されている。 [12]
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  • コラール・カンタータの特徴
      • 共通の基盤: 一つの賛美歌(コラール)の旋律と詩が、合唱やアリア、レチタティーヴォなど全曲の素材として使われます。 [12]
      • 構成: 通常、第1曲(冒頭合唱)に壮大なコラール楽章が置かれ、中間の独唱や二重唱を経て、最後(終曲)は会衆も馴染みのあるシンプルな4声体のコラールで締めくくられます。
      • 歴史的背景: 1724年はマルティン・ルターの賛美歌集出版から200年目にあたる「賛美歌制定の年」であり、これを記念してバッハはライプツィヒで集中的にコラール・カンタータを作曲しました。 [12]
    バッハの主な代表作
      • カンタータ第4番《キリストは死の絆につかせたまえり》(BWV 4)
      • カンタータ第140番《目覚めよ、と呼ぶ声あり》(BWV 140)
      • カンタータ第80番《我らの神は堅き砦》(BWV 80) [12]
    国内では、バッハ・コレギウム・ジャパンなどがこうした歴史的背景をふまえた演奏や録音プロジェクトを行っています。 [1]
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  • J.S.バッハ(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)のソロ・カンタータは、大規模な合唱ではなく、1人の独唱歌手(ソプラノ、アルト、テノール、バス)と少人数の器楽アンサンブルを中心に構成された美しい声楽曲です。代表作にはバスのためのBWV 56やBWV 82、アルトのためのBWV 54やBWV 170などがあります。 [12]
    代表的なバッハのソロ・カンタータ
      • BWV 54:「罪に抗せよ、しからば」 (Widerstehe doch der Sünde) – アルト独唱 []
      • BWV 56:「我は喜んで十字架の杖を負わん」 (Ich will den Kreuzstab gerne tragen) – バス独唱 [1]
      • BWV 82:「我は満ち足りたり」または「我には十分なり」 (Ich habe genug) – バス独唱 [12]
      • BWV 170:「恋い慕う魂よ、静まれ」 (Vergnügte Ruh, beliebte Seelenlust) – アルト独唱 [1]
      • BWV 55:「我れ卑しき人間、我れは罪の奴隷」 (Ich armer Mensch, ich Sündenknecht) – テノール独唱 [1]
    ソロ・カンタータの特徴
      • 少編成の魅力:合唱団を伴わず、歌手と少数のオーケストラ(または通奏低音)で親密な対話が展開されます。
      • 内省的な内容:個人の信仰心や、死と救済に対する個人的な思いが深く描かれています。
      • オペラ的な表現:レチタティーヴォとアリアが交互に現れ、劇的で美しい旋律を楽しめます。 [123]
    テノールソロによるカンタータBWV 55の演奏は、以下の動画で視聴できます。
    テノール独唱によるバッハのカンタータBWV 55の演奏風景です:

 

 

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